相撲用語解説システム「ここのえ21」

四股

『四股』を踏むのは邪気払いの儀式・・・力士は、土俵に上がると大きく2回四股を踏む。四股は、邪気払いの力があるとされ、土俵上で四股を踏むのは意味のある儀式とされている。
 
力士は、両足を左右に開き、膝を曲げ腰を下ろし、手を膝に添え、足を交互に高く上げ、下に下ろす。足はつま先から踵へと力を入れてすり下ろすように地面を踏む。別名「力足」とも呼ばれている。ふらつかず、きれいに四股を踏むのはかなり難しく、修練が必要である。

『四股』を踏むと足腰が鍛えられる・・・ 四股は、相撲の基本である。足腰を鍛える重要な基本運動であり、準備運動でもある。 両方を左右に開き、足を交互に高々と上げ、体重のすべてを片方の足にかける。手を膝にそえ、力を入れてつま先から踵へと慎重に踏みおろす。しなやかに美しく四股を踏むのはむずかしい。精神を集中しながら、自分にとって最も苦しい体勢へと軌道修正していくのが四股である。